AED付き、普通救命救急講習1

地元の消防署で無料で開催されている救命救急講習に行って来ました。定員30人のところ29人の参加で、みなさんの関心の高さが感じられました。年代としては働き盛りの4〜50代の男性の方が多かったです。私の場合はAED自動体外式除細動器)の体験をしたことがなかったので、AED講習もあるということで受講しに行きました。AEDの操作は以前は医師などしか操作できませんでしたが、一般人にも開放されました。その様子を、復習も兼ねて書いておきます。なお、使用したAEDはトレーニング用のデモ機です。


AEDが能力を発揮するのは、心肺蘇生法がきちんと行われていることが条件です。AEDは指示が音声で出るなど、誰でも簡単に・・・とは言いますが、やはり多少の知識や経験が必要だと思いました。AEDを使用しても良いとされるのが、意識なし&呼吸なし&循環サインなしの場合で、8歳以上、体重25kg以上の場合です。こういうことも講習を受けないと分からないことです。意識なしのあと119番通報をお願いし、さらにAEDがあることが分かればそれを持ってきてもらう指示を具体的に人に指示します。AEDが到着したらまず先に電源を入れる。AEDを取り付ける前に重要なのは、体が濡れていないこと、溺者など濡れていたら拭きます。また、心臓ペースメーカーがあれば3cm離して電極を張ることや貼布式ニトロなどがあれば熱傷の可能性があるので剥がします。電極には貼る場所が描かれていますが、どちらがどちらになってもOK。基本的に右前胸部(鎖骨のすぐ下)と左側胸部(肋骨の下あたり)に貼ります。出来ればAEDは対象者の左側に置いて操作したほうが、肋骨下に貼る電極の具合がよく見えるのでベターとのこと。ネックレスやヘソピアスなどは出来れば除ければよいが、特に問題ないということ。あとはAEDの指示に従って離れます。他の人が心配して対象者に触ろうとしないように注意を計らいます。電気ショックの必要があれば最大3回まで自動的(通電ボタンを押す指示が出たら手動で押す)に行われます。必要がない場合や3回終了した後には脈拍を確認してください、という案内が聞こえるので、(高度な講習を受けている方は脈を確認、それ以外の方は)循環サイン(呼吸、咳、体動の有無)の確認や意識の確認をして必要に応じてCPRを続行します。電極やAEDは付けっぱなしで。AEDがそれ以降も自動的に時間を計測していて、適当な時間に脈拍を確認してください、と言ってくるので、循環サインの確認などを行います。それを救急隊や医師が到着するまで続けます。