第20回全日本学生ライフセービング選手権大会

rescue1232005-09-25



千葉県の御宿町でインカレが行われました。御宿町のみなさんが町をあげて応援してくれていて、今年も豚汁とバナナをたくさん用意してくれて、とても美味しかったです。3杯いただいちゃいました。1日目は天候は晴れてもちましたが、台風の影響でうねり・波ともに高く、波乱がたくさんありました。インカレ独特の種目があって、大学対抗戦ということもあり、リレー形式の種目が沢山あります。スイムリレー、ビーチリレーもそうですが、タップリン(サーフスキー、スイム、ボードのリレー)とか、見ている方もかなり燃えます。スイムでもボードでもスキーでも、波に乗れるかどうかで、かなり離れていても一気に順位が変わるんですよ。特にこんなうねりと波が大きい場合はあっという間に。パワーで勝るチームが技術で抜かされるなどなど。また、波を超えられるかどうかで序盤の順位に大きく差が出たり、やっと超えてかなり行ったのにボードが流れてしまって岸まで戻ってしまい、泳いで戻ってまた出発していくなど、すごい体力と気力が必要だなぁって、見ていても身震いするほどのコンディションでした。スキーで出られなかった女子選手などは泣いてましたね。タスキをつなげられなかったというのは本人にとって悔しいことなんでしょう。


いつもOWSでご一緒させてもらっているピスも、九十九里LSCの一員として安全課でこの大会をサポートしています。それもあって毎年観光を兼ねて観戦に行ってます。彼らは普段から波の荒い外洋で慣れているとは思いますが、さすがに台風のうねりが上がっていたということで大変だったようです。でも、日頃の経験とトレーニングがこういうときに役立つんですね。こういうコンディションでの操船の経験は数回しかありませんが、見ていてもとても勉強と経験になった気がします。1日目はIRBがひっくり返りエンジンがかからなくなり、2日目は水上オートバイ3艇が大活躍、やっぱこういう波の時は転覆しても復帰が容易な水上オートバイは、小回りも利くし有用だと思います。日本ライフセービング協会もやっと水上オートバイレスキューの普及に向けて準備を開始したとか。


2日目は雨で寒い中、総合順位を出すには競技の7割を成立させなければならないので、1日目に出来るだけ詰め詰めで競技を行い、2日目もこのコンディションの中、オーシャン競技も行われました。ただ、1日目よりは波の高さは低く、その代わりグジュグジュな波でした。1日目にボディーサーフィンして遊んでおけばよかったなぁ。