レーシックで重要なこと


銀座眼科での感染症のニュースが世間を賑わかせていますが、レーシック=危険という図式にすぐ結びつけるのはナンセンスということは頭では皆わかっていても、そういうニュースに流されてしまうことは悲しいことです。


このニュースのそもそもの原因は衛生管理がずさんだったということ。それがレーシックであっても他の外科手術であっても駄目なのは言うまでもありません。レーシック技術そのものは歴史は浅いですが、容易で安全であることは、多くの専門家や言っていたり、私が実体験したことではありますが、がゆえに徹底した衛生安全管理を「流行り」ということに流されずにきちんと行っている医院をいかに選択するか、ということだと思います。


私の場合は、まだ値下げ現象が始まるちょっと前だったので高価な自由診療でした。その中でも安いところ、高いところがあり、なぜ安いのか、なぜ価格を下げないのかなど、理由を聞いてまわりました。また、度も乱視も強かった私の場合は角膜の厚みの問題もあり、エピレーシックしか出来ないというところと、レーシックでもいいですよというところなど、その理由や方針など、自分でもしっかり勉強して臨みました。そのため、調査や気持ち的な不安も含めて決心するのに1ヶ月かかりました。


結果私がここ!と決めたのは(体験記を読めば書いてありますが…)「当時手術料の値下げをしなかった理由を、常に最新の技術(人件費を含む)や機器に費用をかけているので残念ながら下げられませんと正直に言っていたこと」「度が強いのでたくさん削るので、レーシックは1度しか出来ないので受けられない。視力が出なかったときに再手術が出来る余力を残すためにもエピレーシックになります!ときっぱり言われたこと」が決めてとなりました。


これからレーシックを受けるみなさん、厚生労働省がいまのところ何も手を出していない現在、自分でリスク管理する必要があります。少なくとも次の点がすべてクリアされていない医院ではやるべきではないと…


「術前術後に十分な日数をかけて精密検査と感染症予防を行うところ」(即日手術なんてありえません)
インフォームドコンセントを時間を制限せずしっかりやってくれるところ」(特に副作用の可能性の説明と同意を…)
「手術室をみてしっかり衛生管理がされていること」(素人では分からない部分もあるかもしれませんが、自分なりにでも…)
「費用が安過ぎないところ」(技術と設備にはお金がかかります。安いということは何かが略されているはずと考えてみる)
「眼科学会に所属してレーシック専門医が実際の手術に当たっていること」(実はどの医師でも法的には施術できるんです)


これが経験者の私がいろいろ見て聞いて感じてきた素人なりの努力の必要性を訴える結果です。あとはみなさんがどう思ってどう行動するかだと思います。リスクもありますが、それは何の手術でも同じこと。レーシックが必要だと思ったらそのリスクをいかに軽減するかにかかっていると思います。