ブタがいた教室

rescue1232008-12-01



ブタがいた教室という映画を観て来ました。ドキュメンタリーとしてテレビ放映され話題を呼んだ、大阪の小学校の新任教師による実践教育を基に映画化した感動作。1年間大切に育ててきたブタを食べるかどうかで大論争を巻き起こす子どもたちの、うそ偽りのない表情にカメラが肉迫する。大切な命をどうするかという結論を自らの力で出そうとする生徒たちの姿勢が、痛いほどダイレクトに伝わり心打たれる。今は廃校である東京都北区の旧赤羽台東小学校を拠点に撮影が行われたものです。


実際にあった話を映画化したものですけど、理解ある校長と煙たがる副校長、面倒なことを嫌がる周りの教師、うちのクラスだけ変わったことをされることに不快感を覚えるPTA・・・は、やっぱ登場(笑)。沖縄旅行のブログでも書いたように、いわゆる「がっこのせんせ」に不信感を持っているんですけど、すごい先生も知ってるし、ご健在の高校の先生にはずっと年賀状出してるし、地道に、そして意欲ある先生は沢山いると思うけど、こういう新任の先生を育てることが出来る校長先生がその学校にいたことは、すごく良かったと思った。


食べるために育てる、ということで始めたブタの飼育。しかし情が湧くわけで・・・子供たちに見せてあげたい映画の1つでした。泣いていた親子もいましたね。